
「ボルダリングに興味があるけど始め方が分からない。全くの未経験者はどうやって始めればいいの?必要なものは?」
といった疑問を解決します。
本記事の内容
- ボルダリングの始め方
- ボルダリングジムを探す
- ボルダリングジムに行く
- ボルダリングジムで登る
- ボルダリングに必要な道具を揃える
- まとめ

僕は2021年現在でボルダリング歴7年以上です。
ボルダリングを始めるにあたって必要なステップや道具をすべて理解しているので、本記事を読めばボルダリングの始め方が分かります。
ボルダリングの始め方
全くの未経験者は下記の4ステップでボルダリングを始められます。
- ボルダリングジムを探す
- ボルダリングジムに行く
- ボルダリングジムで登る
- ボルダリングに必要な道具を揃える
それぞれについて詳しく説明していきます。
ボルダリングジムを探す
ボルダリングを始めるには、ボルダリングができる場所にいく必要があります。なのでまずは近くのボルダリングジムを探しましょう。

室内のアスレチックパークでもボルダリングはできますが、あくまでもおまけ程度の壁なので本格的にボルダリングを始めたい場合はおすすめしません。
「お住まいの地域+ボルダリングジム」で検索すればいくつかのジムがヒットすると思います。(例:「大阪 ボルダリングジム」)
その中から行きたいジムを選ぶのですが、いくつかの選び方があるので参考にしてみてください。
- 価格の安さで選ぶ
- アクセスの良さで選ぶ
- ジムの広さで選ぶ
価格の安さで選ぶ
「続けるか分からない」「とりあえずやってみたい」とい人は価格の安さでジムを選ぶのがおすすめです。
初めての場合は会員登録料と施設利用料、シューズやチョークのレンタル料で3000~4000円ぐらいの料金がかかります。
しかし中には下記のようなキャンペーンで500~1000円ほど安くなる場合もあるので、事前にしっかり調べておきましょう。
- 学生割引
- メンズデー・レディースデー
- 初回限定スタートパック
- 会員登録料不要
少しでも出費を抑えたい人は価格の安いジムを探しましょう。ボルダリングの初期費用については下記の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
アクセスの良さで選ぶ
「できればボルダリングを続けたい」という人はアクセスの良さでジムを選ぶのがおすすめです。
アクセスが悪いとジムに行くのが億劫になってしまい、長続きしません。

僕と一緒に始めた友人もジムへのアクセスが悪く、数週間でやめてしまいました・・・。
家から自転車で数分以内、職場の最寄り、通勤時の乗り換え駅から近い、といったアクセスの良いジムは通いやすいのでおすすめです。
ボルダリングを続けるつもりで始める人はアクセスの良いジムを選びましょう。
ジムの広さで選ぶ
初めてのボルダリングは低い壁でも十分に楽しめるので、広すぎないジムを選ぶのがおすすめです。
広いジムだとスタッフの目が届かず、アドバイスをもらいにくくなるからです。
アドバイスがもらえないと登り方もよく分からず、ボルダリングの楽しさが分からないまま帰ってしまう可能性があります。そうなるとよっぽどのことがなければもう1度ボルダリングジムに来ることはないでしょう。

こじんまりとしたジムのほうがアットホームな傾向があるので、分からないことはスタッフや常連さんに聞きまくってボルダリングを楽しみましょう!
ボルダリングジムに行く
行きたいボルダリングジムが見つかったら、早速行ってみましょう。必要な持ち物や準備は下記のとおり。
- <持ち物>汚れてもいい服と靴下
- <準備>爪を切っておく、ご飯を食べすぎない
それぞれについて説明していきます。
汚れてもいい服と靴下
ボルダリングジムに来たままの服装で登ることもできますが、基本的には着替えを持っていきましょう。
動きやすくて汚れてもいい服がおすすめです。というのもボルダリングは全身を使うので動きやすいほうがいいのと、滑り止めにチョーク(白い粉)を使うので服が汚れてしまうからです。
またボルダリング用のシューズをレンタルして着用するので、替えの靴下もあったほうがいいかと。

レンタルシューズは毎回洗っているわけではなく消臭スプレーを振りかけているだけなので、気になる人は最悪捨ててもいい靴下を持っていきましょう!
爪を切っておく
ボルダリングジムにいく前に爪が伸びている人は切っておきましょう。
ボルダリングは壁についた突起(ホールド)をつかみながら登っていくスポーツです。爪が伸びているとホールドがつかみにくかったり、最悪の場合爪が剥がれる可能性もあります。

手の平側から見て爪が見えないぐらいの長さであれば支障はないかと。
もし爪を切り忘れても爪切りを貸してもらえるジムがほとんどですが、自分が使っている爪切りとタイプが違ったり衛生面が気になるので事前に切っていくことをおすすめします。
ご飯を食べすぎない
ボルダリングジムに行く前はご飯を食べすぎないようにしましょう。
というのもお腹がいっぱいな状態だと体も重く感じ、満足にボルダリングを楽しめないからです。
かといって空腹では力が出ないので、ボルダリングジムにいく前に軽くおやつを食べておきましょう。低糖質のプロテインバーなんかがいいですね。

お腹がすくまで登るとその日の晩御飯はいつもより美味しく感じますよ♪
個人的にはボルダリングのあとは中華がおすすめです!
ボルダリングジムで登る
ボルダリングジムに着いたら、いよいよボルダリングが楽しめます。
ボルダリングを楽しむにあたって、以下についてなんとなく頭に入れておきましょう。
- 当日の流れ
- ボルダリングのルール
- 気を付けること
それぞれについて説明していきます。
当日の流れ
初めてのボルダリングジムでは、以下の流れでボルダリングを楽しみましょう。
- 会員登録
- シューズのサイズ合わせ
- 簡単なレクチャー
- 自由に登る
会員登録
会員カードを発行するために、氏名や連絡先といった簡単な個人情報を登録します。緊急連絡先も必要な場合があるので、もしもの時の連絡先を控えておきましょう。
また会員登録とあわせて誓約書へのサインも求められるかと思います。
というのもボルダリングは危険の伴うスポーツなので、ジム側に過失のない事故や大怪我が発生しても自己責任になります。ジム側は損害賠償など負いませんのであしからずといった旨はあらかじめ理解しておきましょう。
とはいえよほど不注意でなければ事故や大怪我はほとんど起こらないので、あまり身構えなくても大丈夫です。
シューズのサイズ合わせ
会員登録をすませて動きやすい服装に着替えたら、レンタルするシューズのサイズを選びましょう。
少し指が曲がるくらいのサイズを勧められると思いますが少しでもキツイと長時間履いていられないので、違和感のないサイズを選ぶのがおすすめです。
いざ登ってみてサイズ感がいまいちだった場合は交換してもらえるので、気軽にスタッフに伝えてください。我慢して履き続けるとボルダリングが楽しめなくなってしまうので。
簡単なレクチャー
シューズやチョークを受け取ったら、簡単なレクチャーがあります。ボルダリングのルールや注意事項をしっかり把握しておきましょう。
ルールや注意事項については後述します。
自由に登る
簡単なレクチャーが終わったら、いよいよ自由にボルダリングができます!初心者向けの簡単な課題から挑戦してみましょう。
最初はどうしても腕の力だけで登ってしまい、すぐに前腕がパンパンになって疲れてしまいます。なのでなるべく腕を伸ばして足の力で登るようにしてみてください。

懸垂よりもスクワットのほうが簡単ですよね。
ホールドをつかんだら足を動かしてからまたホールドをつかみにいきましょう。
足→足→手の意識が大切です。
あとは友達と行ったりするとどうしても競争みたいになってすぐに疲れてしまいます。
なので1回登ったらすぐにまたトライするのではなく、長いと感じるくらい休憩を取ってからトライしましょう。そのほうが結果的に疲れがたまりにくく、長時間ボルダリングを楽しめます。
ボルダリングのルール
ボルダリングのルールについて簡単に説明しておきます。
基本のルール
ボルダリングは壁についた突起(ホールドと呼びます)を使って登っていくスポーツです。自由に登っていいわけではなく、スタートからゴールまで決められたホールドだけを使って登っていきましょう。
スタートホールドをつかんで両足を浮かせたらスタートとなり、ゴールホールドを両手でしっかり保持したら(目安は3秒)ゴールになります。
スタートでマットから足を浮かすと同時に1つ目のホールドをつかんだり、ゴールをしっかり保持する前に落ちてしまった場合はクリアにならないので注意しましょう。
課題の難易度
スタートからゴールまでの1つのルートを課題と呼び、それぞれに難易度(グレード)が設定されています。グレードは「級」と「段」に分かれており、級は数字が小さくなるほど、段は数字が大きくなるほど難しくなります。
ジムによっては級や段ではなく「Vグレード」を採用している場合もあります。
7級あたりまでは足だけどのホールドを使ってもいい「足自由」の課題に設定されている場合が多いです。

全くの未経験者は初日で6級、運動神経に自信のある人は5級のクリアを目指しましょう。
体操経験者ならもしかしたら4級を登れるかもしれません。
気を付けること
ボルダリングは危険の伴うスポーツです。ボルダリングのルール以外にジムを利用するうえで気を付けることがあるので、しっかり頭に入れておきましょう。
登っている人の下を通らない
登っている人の下は絶対に通ってはいけません。簡単そうに登っていてもいつ落ちてしまうか分からないからです。
経験者であれば落ちてくるタイミングの見当はつきますが、未経験者には分かりません。万が一人が落ちてきてお互いが怪我をした場合でもジム側は責任を取ってくれないので、自己責任になります。

怪我をしない、させないためにも登っている人がいたら下を通らないようにしましょう。
同じ壁を登らない
ボルダリングでは基本的に1つの壁で登っていいのは1人までと決まっています。
スタートの場所が離れていても登るルートがかぶっていたり、落下する方向が同じでぶつかってしまう可能性があるからです。
先に人が登っている場合は順番を待ち、もし自分が登っているときに違う人が登りそうになったら声をかけて待ってもらうか、自分から降りるようにしましょう。
壁が違っていても課題によってはルートがかぶることがあるので、その場合もどちらが譲らなければなりません。
なるべく飛び降りない
ゴールしたからといって、そのままマットに飛び降りるのはやめましょう。足腰を痛めてしまったり、人にぶつかってしまう可能性があります。
体力を振りしぼってやっとの思いでゴールできたときは、嬉しさのあまりゴールから飛び降りたくなる気持ちも分かります。
しかしそこで飛び降りたくなる気持ちをグッとこらえてください。降りる時はどのホールドを使ってもいいので、ある程度下がってからマットに降りるようにしましょう。

無事にマットに降りるまでがゴールです!
ボルダリングに必要な道具を揃える
ボルダリングにハマったら必要な道具を揃えましょう。最低限必要な道具は以下の3つです。
ボルダリングシューズ
最初はレンタルでも十分ですが、毎回レンタルしていると結局高くつきます。
初心者向けのシューズであれば1万円以下で買えるので、モチベーションアップのためにもマイシューズを購入してみましょう。
チョーク
チョークは1500~2000円程度で購入できます。
数回のレンタル料で元を取れるので、シューズの購入は迷ってもチョークを買わない理由はありません。

僕のおすすめはGRASPのレギュラータイプです!
低価格で容量も多く、品質もいいのでコスパ最高ですよ。
チョークバッグ
チョークバッグは腰巻きタイプと床置きタイプの2種類があります。
長時間登るようなリードクライミングであれば腰巻きタイプがおすすめですが、ボルダリングは登りながらチョークをつける場面があまりないので床置きタイプがおすすめです。
また床置きタイプのほうが口も大きいので、両手で一気にチョークをガシガシつけるのに向いています。

少しでも出費をおさえたい人は最悪ジップロックでも大丈夫ですw
ジップロックを使う場合は床にチョークをこぼさないように気を付けましょう。

まずはボルダリングジムに行ってみよう!
以上、「ボルダリングの始め方~ボルダリング歴7年の筆者が解説~」でした。
結構なボリュームになってしまったので、本記事の内容を簡単におさらいします。
- ボルダリングジムを探す
- ボルダリングジムに行く
- ボルダリングジムで登る
- ボルダリングに必要な道具を揃える
- 価格の安さで選ぶ
- アクセスの良さで選ぶ
- ジムの広さで選ぶ
- <持ち物>汚れてもいい服と靴下
- <準備>爪を切っておく、ご飯を食べすぎない
以下について頭に入れておきましょう。
- 当日の流れ(会員登録→シューズのサイズ合わせ→→簡単なレクチャー→自由に登る)
- ボルダリングのルール
- 気を付けること(登っている人の下を通らない、同じ壁を登らない、なるべく飛び降りない)
ボルダリングは老若男女がそれぞれの楽しみ方ができるスポーツです。
始める年齢に早いも遅いもないので、興味がある人はまずはお近くのボルダリングジムを探してみてください。楽しいボルダリングライフがあなたを待っていますよ♪
それではまた!

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