東京オリンピック決勝進出選手のシューズ・前編

アイテム

先日行われた東京オリンピックでのスポーツクライミング。

オリンピック初種目ということで今回はスピード・ボルダリング・リードの3種複合ルールとなりました。

 

最後まで結果が分からない熾烈なメダル争いをくり広げた各国の選手たち。

今回はそんな選手たちが履いていたシューズを調べてみたのでご紹介します。

 

ぜひシューズ選びの参考にしてみてください♪

 

各国の決勝進出選手

それではまず各国の決勝進出選手をご紹介します。

 

今回のオリンピックで決勝進出をはたした選手は下記の7名です。

 

①楢崎智亜(日本)
②アダム・オンドラ(チェコ)
③ヤコブ・シューベルト(オーストリア)
④ナサニエル・コールマン(アメリカ)
⑤コリン・ドフィー(アメリカ)
⑥アルベルト・ヒネス・ロペス(スペイン)
⑦ミカエル・マウェム(フランス)

 

さすがはスポーツの祭典オリンピック、やはり世界選手権でも上位を記録している選手が台頭してきました。

 

本記事では上記の7名のうち、①~③の選手のシューズを紹介していきます!

 

 

楢崎智亜選手(日本)

“ジャパニーズニンジャ”として世界に知られる、日本の絶対的エース。

決勝の舞台でもほかの選手が苦戦したコーディネーションムーブをあっさりと決めるなど、異次元の瞬発力が持ち味。

 

総合順位は4位と惜しくもメダルを逃したものの、3年後のオリンピックでの活躍も期待できる選手です。

 

楢崎智亜選手のシューズ

今大会中、楢崎選手は2種類のシューズを履きわけていました。

 

ボルダリング、リード

楢崎選手はボルダリングの3課題、そしてリードではアンパラレルの「フラッグシップ」というシューズを着用していました。

 

 

「フラッグシップ」は多彩でシビアなフットワークを高レベルで実現できる、ハイエンドかつオールラウンドなシューズです。

ヒール・トゥ・ソールにそれぞれ異なるラバーを使用し、いずれにおいても抜群のコントロール性能を誇ります。

 

これといった弱点のない楢崎選手にピッタリなシューズですね♪

 

 

スピード

楢崎選手はスピードでは同じくアンパラレルの「UP デュエル」というシューズを着用していました。

 

「UP デュエル」はスピード種目で真価を発揮する、軽量のスリップオンシューズです。

軽量化のためにトゥフック用のラバーが省略されていたり、ダイナミックな動きをコントロールするために土踏まずのフィット感が高められています。

 

快適な着用感と素直な操作性能を備えたスピード種目に特化したシューズといえるでしょう。

 

アダム・オンドラ選手(チェコ)

“世界最強クライマー”としても呼び声の高い、アダム・オンドラ選手。

リードにおいては世界最高難度の課題を初登するなど、数々の偉業を成し遂げています。

 

特にスタティックなムーブに定評があり、ボルダリングの第3課題で誰も攻略できなかった核心の一手を唯一止めることに成功しました。

 

アダム・オンドラ選手のシューズ

オンドラ選手も楢崎選手と同じく、ボルダリング・リードとスピードで2種類のシューズを履きわけています。

 

ボルダリング、リード

オンドラ選手がボルダリングとリードで着用していたのはスポルティバの「ソリューションコンプ」というシューズです。

 

「ソリューションコンプ」はかき込み、スメアリング、フックを重視した現代クライミング向けの性能となっています。

「ソリューション」よりも柔らかく、コーディネーションのような素早い動きの中でも抜群のグリップ力を発揮してくれます。

 

オンドラ選手の長所を伸ばすというよりは、欠点を補うようなシューズですね!

 

 

スピード

オンドラ選手はスピードのみ、同じスポルティバの「コブラ 4:99」を着用していました。

「コブラ 4:99」はスピード競技のために生まれたシューズとしては世界初となります。

 

アッパー(足の甲部分)の生地にはマイクロファイバーを採用しており、軽量化を実現しました。

ホールドとの接触による損傷やコンマ1秒以下のタイムロスを軽減するため、ポリウレタン樹脂によってコーティングされています。

 

楢崎選手と同じくベルクロのないスリッパタイプを使うのは、軽さを重視しているのかもしれません。

 

 

ヤコブ・シューベルト選手(オーストリア)

10年以上も世界トップクラスで活躍を続けるリードの名手。

 

ボルダリング・スピードの実力も世界トップクラスで、2018年の世界選手権では東京オリンピックと同じ3種複合ルールで初代王者に輝いています。

東京オリンピックでは最終種目のリードでただ一人完登を記録し、逆転の銅メダルを獲得しました。

 

年齢はなんと2021年時点で満31歳!
アラサークライマーにとって希望の星ですw

 

ヤコブ・シューベルト選手のシューズ

シューベルト選手もこれまでの2名と同じくボルダリング・リードで1足、スピードで1足の計2足を使いわけています。

 

ボルダリング、リード

シューベルト選手がボルダリングの3課題とリードで着用していたのはスポルティバの「ソリューションリブート」です。

「ソリューションリブート」はスポルティバの名作である「ソリューション」を現代のシーンにあわせて進化させたモデルになります。

 

現代クライミングで重視されるスメアリング性能を高めるため、グリップ力が強化されています。

またシューズ全体をソフトにすることでスポーツクライミングのあらゆるシーンに対応できます。

 

僕がボルダリングを始めたころから「ソリューション」=上級者専用シューズという認識があり、履きこなしているクライマーは特にカッコよくみえます!

 

 

スピード

ボルダリング、リードでの「ソリューションコンプ」と違い、シューベルト選手はスピードでは同じくスポルティバの「コブラ」を着用していました。

 

“スリッパタイプの完成形”ともいわれる「コブラ」は、繊細なフィット感が持ち味です。

そのフィット感のおかげで様々なクライミングシーンに対応でき、特にスピードやインドアクライミングで真価を発揮します。

 

 

オンドラ選手と2足ともモデル違いなのが面白いところです!

 

 

まとめ

以上、「東京オリンピック決勝進出選手のシューズ・前編」でした!

 

本記事では決勝進出者7名のうち、3名のシューズを紹介しました。

3名のシューズの比較は下記のとおりです。

 

ボルダリング
リード
スピード
第1課題 第2課題 第3課題
楢崎智亜 フラッグシップ UP デュエル
アダム・オンドラ ソリューションコンプ コブラ 4:99
ヤコブ・シューベルト ソリューションリブート コブラ

 

世界トップの選手たちがみんな違うシューズを履いているのも面白いですね♪

 

次回は残り4名のシューズを紹介します。

それではまた!

 

 

当ブログの管理人
オブチ

副業でブログにチャレンジ中の31歳 。

過去に24万円で物販コンサルを受けたものの成果が出ずにリタイアし、ブログを始めました。
ブログも半年間はほぼ成果ゼロでしたが、今では月10万円ほどの収益あり。

記事の内容で分からないことがあれば問い合わせ、もしくはTwitterのDMでお気軽にご連絡ください。

オブチをフォローする
アイテム
オブチをフォローする
OBUCHI BLOG

コメント

タイトルとURLをコピーしました